無題

一人では街道移動すらままならなかった私に戦い方を教えてくれたのは
ポリ兄さん。
その兄さんと別れなくてはならないかもしれない。
ポリ兄さんと一緒に行きたいのに、私が一緒にいると兄さんの邪魔になる。

兄さん、ちょっと待っててね。
私、斡旋公社の仕事をこなして強くなるから。
戻ってくるまで待っててね、絶対ね、約束ね。

そう言うと兄さんは「わかった。」って言ってくれた。
「害為すものでも狩りながら待ってるから行っておいで。」



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