阿毘姫

炎の精霊。
のつもりだったんですが、それにしては骨太かったなぁと反省。
もっと人間離れした風に描けばよかった。(^-^;


この森には魔王に与する者達が棲むという。
剣だけを頼りに踏み込んできたものの、その魔物に物理攻撃は無効だった。
だが、こんなところで死ぬわけにはいかない。
オレは生きて、そして何がどうあっても・・・・・・。

力が欲しいと願った時、何もない空間に炎が灯った。
炎の中に少女がいる。
炎を纏った少女はその手に持った珠をこちらに差し出した。
「力を。剣に魔力を。」
頭の中で言葉が閃く。
表情のない少女の顔が笑ったように見えた。

 



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